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2024-09-22
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短篇1
短篇2
短篇3
短篇4
中篇1
中篇2
中篇3
中篇4
长篇
对比

短篇1

原文

ムンバイ工場 主任

高城洋二様

お世話になっております。本社秘書課の横山です。

来月の副社長出張のスケジュールに関して、以下変更のご連絡です。

8月8日(月)にムンバイ工場視察の予定でしたが、本社にて会議が入り、副社長のムンバイ到着は9日(火)22時となる見込みです。お手数をおかけしますが、視察日程の調整を翌日以降でお願いいたします。また視察後に予定していたムンバイ日本商工会会長の竹内様との面談の調整もお願いいたします。なお、ムンバイ出発は8月12日(金)で変更ありません。

以上、よろしくお願いいたします。

秘書課 横山陽一

译文

致穆恩拜工厂主任

高城洋二先生

您好,我是公司总部秘书科的横山。

关于下个月副总裁出差的日程,有以下变更需要通知您。

原定于8月8日(星期一)参观穆恩拜工厂的计划,由于总部有会议安排,副总裁预计将在9日(星期二)晚上22时抵达穆恩拜。给您带来不便,请您协助调整参观日程至次日以后。同时,也请您协助重新安排原定在参观后与穆恩拜日本商会会长竹内先生的会面。穆恩拜出发日期保持不变,为8月12日(星期五)。

以上事宜,请您协助为盼。

秘书科 横山阳一

短篇2

原文

「自分は間違ってない」と思うことから始まる怒りは、妥当な怒りです。少しも後ろめたくありません。

むしろ、「間違ってない」と思いながら怒りをごまかしてしまったときのほうが後味は悪いのです。「なんで怒らなかったんだろう」という後悔は、惨めな気持ちになって長く続きます。

怒りを抑えてばかりいると、この惨めな気持ちにも慣れてしまいます。敗北感に慣らされてしまうのです。これがいちばん怖いと思っています。

(和田秀樹「腹が立ったら怒りなさい」による)

译文

从“我没有错”开始的愤怒是合理的愤怒。一点也不应该感到内疚。

反而是在认为“我没有错”的同时,却掩饰了愤怒,事后的感觉会更糟糕。那种“为什么没有生气”的后悔会让人感到沮丧,并且持续很长时间。

如果总是压抑愤怒,最终也会习惯这种沮丧的感觉。变得对失败感麻木不仁。我认为这是最可怕的。

短篇3

原文

引っ越しというのは、誰にとっても面倒だが、いい面もあるだろう。すなわち、これまでの生活を振り返り、今後望むような生活を思い描きながら、そのために不要なものをどんどん処分する機会である、と。そういう意味では、引っ越しは日常生活を更生させるよいきっかけでもあるはずだ。

私はいつもそのきっかけを活かしたいと思いながらも、なかなか実行するに至らない。むしろ何十年も、まるで亀のように重い物を背負いながら転々としてきたわけである。

(マイク・モラスキー「日本経済新聞」2014年3月25日付夕刊による)

译文

搬家对每个人来说都是麻烦的,但也有好的一面。也就是说,搬家是一个回顾过去生活、构想未来想要的生活方式,并且借此机会不断处理掉不再需要的物品的过程。从这个意义上讲,搬家也是改善日常生活的良好契机。

虽然我一直想利用这个契机,但实际上却很难付诸行动。反而几十年来,就像乌龟一样,背负着重物四处迁徙。

短篇4

原文

いま人間の欲望がいろいろと問題になっているのは、それが余りにも膨れ上がって、欲望の充足それ自体が目的と化し、本来の意味、つまり私たちの必要を満たし、私たちに心身の安定とやすらぎ(幸福)をもたらす範囲を遥かに逸脱してしまったことにある。

私たちの多くはこの過度に肥大した欲望ゆえに、日々を楽しく過ごせるどころか、絶えざる欲求不満に苛まれるという不幸な状態に陷っている。(鈴木孝夫「人にはどれだけの物が必要か-ミニマム生活のすすめ」による)

译文

现在人类的欲望之所以成为各种问题,是因为欲望过度膨胀,以至于欲望的满足本身变成了目的,远远超出了其本来的意义,即满足我们的需求,并为我们带来身心的稳定和安宁(幸福)。

我们中的许多人因为这种过度膨胀的欲望,不仅无法愉快地度过每一天,反而陷入了持续不断的不满和不幸的状态。

中篇1

原文

いつでも帰ってこられる場所があると思っていられるのは、ずいぶんと心強いことだと思うんです。別に帰ってこなくていい。「帰れるところがある」と思っている人と、そんな場所がない人では、人生の選択肢の数が違う。当たり前ですが、「退路のある」人の方が発想がずっと自由になれる。ずっと冒険的になれる。

親子関係も同じじゃないかと思います。10年ほど前に高校を卒業した娘が東京に行くときに、私が娘に言ったのは二つだけです。「金なら貸すから」と「困ったらいつでも帰っておいで」。親が子どもに向かって言ってあげられる言葉はこれに尽きるんじゃないでしょうか。泊まるところがなかったら、いつだって君のためのご飯とベッドは用意してあるよ。

この言葉だけは親はどんなことがあっても意地でも言い続けないといけないと思うんです。「そんなに甘やかすと自立の妨げになる」と苦言を呈する人もいますが、私はそれは違うと思う。

「人間は弱い」というのが私の人間観の根本なんです。だから、最優先の仕事はどうやってその弱い人間を慰め、癒し、支援する場を安定的に確保するか、です。(中略)家は、メンバーのポテンシャル(注 2)を高めたり、競争に勝つために鍛える場所じゃない。そういう機会なら家の外にいくらでもある。家というのは、外に出て、傷つき、力尽き、壊れてしまったメンバーがその傷を癒して、また外へ出て行く元気を回復するための備えの場であるべきだ、と私は思っています。

(内田樹「私の住まい論」による)

(注 1)これに尽きる:これしかない

(注 2)ポテンシャル:ここでは、可能性

译文

能够相信有一个随时可以回来的地方,我认为这是一件非常令人安心的事情。即使不回来也没关系。“有一个可以回来的地方”的人和没有这样地方的人,他们的人生选择是不同的。显然,“有退路”的人能够拥有更自由的思维,能够更加冒险。

我认为亲子关系也是如此。大约10年前,当我的女儿高中毕业去东京时,我对她说的只有两件事:“钱的话,我会借给你”和“遇到困难随时都可以回来”。我认为,父母对孩子能说的也就这些了。如果连住的地方都没有,那么随时都有为你准备的饭菜和床铺。

我认为,父母无论如何都应该坚持说这些话。虽然有人会批评说“那样溺爱会妨碍孩子自立”,但我认为并非如此。

“人是脆弱的”是我的人观的根本。因此,最重要的工作是如何稳定地确保为这些脆弱的人提供安慰、治愈和支持的场所。(中略)家不是用来提高成员的潜力或为了赢得竞争而锻炼的地方。这样的机会在外面有很多。我认为,家应该是成员外出受伤、精疲力尽、崩溃后,能够治愈伤口、恢复再次外出的精力的准备场所。

中篇2

原文

何であれ、一個の製品を完璧に仕上げるのに要求される技能は、たいへんなものです。そんな芸当(注 1)が可能な職人の数は限られていることでしょう。作り出せる製品の数も、自然と限られてきます。ところが、作業工程を細分化してみると、個々の工程は意外に単純だったりします。より単純な、一つひとつの工程であれば、きちんとこなせる職人の数は製品をまるごと作れる職人の数に比べて、ずっと多くなるでしょう。また、未熟練だった職人が腕を上げる(注 2)のも、より単純な一つの工程に限定しての話であれば、ずっと容易です。作業の細分化と役割分担、つまり分業化は、確かに①生産性を向上させるものなのです。

一個の経済に属するということは、その経済に属する他の人たちと分業関係を取り結ぶことを意味します。あなたの仕事も、同じ日本に住んでいる面識もない誰かの仕事も、②同じ分業の網の目に属しているのです。今では分業関係は世界全体に広がっていますから、あなたがした仕事が、地球の裏側にいる誰かのした仕事と組み合わさっているということも、さらにあります。そして、分業の網の目が全世界に広がり、たとえば一個の工業製品を生産するために、構想からデザイン、原型の製作、部品の製造、組み立てといったさまざまな作業が全世界に広がっている現代は、確かに人類史上最も豊かな時代なのです。

(徳川家広「自分を守る経済学」による)

(注 1)芸当: 普通の人にはできない技

(注 2)腕を上げる: 技術を上達させる

译文

无论什么产品,要完美完成它所需的技术要求都是相当高的。能够完成这样技艺的工匠数量一定是有限的。因此,能够生产的产品数量自然也会受到限制。然而,当我们把工作流程细分化时,会发现每个单独的步骤意外地简单。对于每一个简单的步骤,能够熟练完成的工匠数量,相比于能够从头到尾制作整个产品的工匠数量,会多得多。此外,对于那些技术尚未熟练的工匠来说,如果限定在更简单的单一步骤上,提高技术也会容易得多。作业的细分化和分工合作,即分业化,确实能够提高①生产效率。

属于一个经济体意味着与其他属于该经济体的人建立分业关系。无论是你的工作,还是在日本居住但素未谋面的某人的工作,都属于②同一个分业网络。现在,分业关系已经扩展到全球,因此你的工作可能与地球另一侧的某人的工作相结合。在现代,分业网络遍布全球,例如,为了生产一个工业产品,从构思、设计、原型制作、部件制造到组装等各个步骤遍布世界各地,这确实是人类历史上最繁荣的时代。

(德川家广《保护自己的经济学》)

中篇3

原文

以下は、長年インタビューを仕事にしている人が書いた文章である。

何かと取材しつくされたような今の時代にも、乗った電車で横に座った、ぐらいの近くにいる普通の人たちの辿った過去精神的な道のりを取材することには①可能性が残されている。これは幸福な感触だった。普通の人に対して、話題の人物と同じような方法でなるべく丁寧に話をうかがってみたけれど(そのうちの一部分は、これはある職業における普通の人たちへのインタビューとして、昨年発表した拙著「善き書店員」という本にまとめた。特殊な人物の発言よりむしろそんな普通の人たちの実感こそ、数十年後に振り返れば時代の証言にも聞こえるのではと思うようになっていった。②有意義な取材が開拓され尽くしたような空白の時代に、特別で極端な物語はもういいやという状況で隙間を見つけようとして、そこら辺にころんと転がっている声の実りにたまたま気がついたわけだ。

過去は、文句の言えない形で③「これだ」と見せられるようなものではない。映像などで記録されていてさえ、人物の内面で起きた心の大事件みたいなものは捉えられなかったりもする。解釈は変化するから、同じ出来事に対する同じ人物の談話も十年前と今でかなり異なることもよくあり、つまり過去は人物の内面で摇れ動き続けていて、形を持たない怪物のようでもある。過去の解釈は、本人が切実に感じているからこそ人生に陰影を与えるため、主観の記憶の何が真実かさえも重要ではない場面がある。有名無名を問わず、さまざまな方に取材で話をうかがううちに、この過去という確固たる形を持たず動き続ける怪物にこそ人間は振り回されたり、あるいは歩き続けていくための滋養(注)をもらったりするようだな、と思うようになっていった。

(木村俊介「暮しの手帖」2014年6-7月号による)

(注)滋養:ここでは、力

译文

以下是一位长期从事采访工作的人所写的文章。

即便是在看似采访殆尽的当今时代,对于那些坐在电车上偶然坐在旁边、普通人的过去和精神历程的采访,仍然存在着①可能性。这是一种幸福的感觉。我尝试用与采访名人相同的方式,尽可能细致地听取普通人的故事,其中一部分内容,我将其整理成了一本关于某一职业中普通人的采访集,去年出版了拙著《善き書店員》。我开始认为,与特殊人物的话语相比,这些普通人的感受在数十年后回顾时,听起来更像是时代的见证。在看似采访资源已经开发殆尽的空白时代,当对特别和极端的故事感到厌倦时,我试图寻找缝隙,偶然间注意到了那些散落在周围的声音的果实。

过去并不是那种可以无异议地呈现为“这就是它”的东西。即使通过影像等手段记录下来,人物内心深处发生的心灵大事件也可能无法捕捉。因为解释是变化的,即使是同一个人对于同一件事的叙述,在十年前和现在也可能大相径庭,也就是说,过去在人物内心中不断摇摆,没有固定形态,就像一个无形的怪物。过去的解释,因为本人深切地感受到,所以能为人生增添色彩,因此主观记忆中的真实与否有时并不重要。在采访了各种各样的人之后,我开始认为,正是这个没有固定形态、不断变化的过去怪物,才让人感到困扰,或者从中获得继续前行的力量。

中篇4

原文

視覚や聽覚などの情報処理においては、脳の働きの個人差は比較的少ない。丸いものを提示すれば、脳はそれを丸いものとして認識する。丸いものを提示した時に、それを「丸」と認識する人と「三角」と認識する人が相半ばする(注 1)ということはあり得ない。同様に、あるピッチの音を聴いた時に、その情報処理に個人差はあまり見られない。

その一方で、ある事象に対する感情の反応においては、個人によるばらつきが大きくなるのが通例(注 2)である。同じものを前にしても、全ての人がそれを好きだと感じたり、逆に全ての人がそれを嫌いだと感じるとは限らない。ある人が好きだと感じるものを、別の人が嫌いだと思うのはごく普通のことである。感情においては、脳の反応に大きな個人差が見られるのである。

そもそも、感情の働きとは何であろうか?ひと昔前には、感情とはある特定の刺激に対する類型的な(注 3)反応であると考えられてきた。大脳新皮質(注 4)が担っている理性の働きが環境の変化に応じて柔軟な情報処理を行うのに対して「爬虫類の脳」とも呼ばれる古い脳の部位が重要な役割を担う感情は、一定の決まり切った反応をするものと思われていたのである。

しかし、近年の脳科学の発達により、感情は、むしろ生きる上で避けることのできない不確実性に対する適応戦略であることが明らかになってきた。理性では割り切れない、結果がどうなるかわからないような生の状況において、それでも判断し、決断することを支えるための情報処理のメカニズムとして、感情は存在していると考えられるに至ったのである。

(中略) 感情が不確実性に対する適応であると考えると、その反応において個人差が生じるのは自然なことである。不確実な状況の下では、とるべき選択肢の「正解」は一つとは限らないからである。

様々な人々が異なる戦略をとり、全体としてバラエティが増したほうが、人間という生物種全体としては、むしろ適応的である。生死に関わるような状況においては、たとえ、ある選択をした人が不幸にして死んでしまったとしても、別の選択をした人が生き残れば生物種としては存続できるからである。全体が同じ選択肢を選んでしまっては、環境の変化や予想のできない事態に対して脆弱になってしまう。

他人が異なる感情の反応を見せるということを許容することの倫理的基盤は、まさにこの点にある。他人が自分と異なる感情の中にあることに反発するのは自然な心の動きであるが、とらわれてはいけない。自他の差異に対して許容的であることが、優れた生命哲学上の原理にかなっているのである。 (茂木健一郎「疾走する精神」による)

(注 1) 相半ばする: 同じくらいである

(注 2) 通例: 一般的

(注 3) 類型的な: 型どおりの

(注 4) 大脳新皮質: 脳の一部分

(注 5) 脆弱になる: もろくて弱くなる (注 6) とらわれる: ここでは、ある考えに縛られる

译文

在视觉或听觉等信息处理方面,大脑功能的个体差异相对较小。当我们展示一个圆形物体时,大脑会将其识别为圆形。在展示圆形物体时,将其识别为“圆形”的人和“三角形”的人各占一半的情况是不可能发生的。同样地,在听到某个特定音高时,信息处理的个体差异也不明显。

另一方面,在对某个事件的情感反应方面,个体之间的差异通常会很大。面对同样的事物,并不是所有人都会感到喜欢或所有人都感到厌恶。一个人可能喜欢的东西,另一个人可能讨厌,这是非常普遍的情况。在情感方面,大脑的反应显示出很大的个体差异。

那么,情感的功能究竟是什么呢?过去,人们认为情感是对特定刺激的典型反应。与大脑新皮质承担的灵活处理环境变化的理性功能不同,被称为“爬行动物脑”的大脑古老部分被认为负责情感,并执行一定的固定反应。

然而,随着脑科学的发展,近年来已明确表明情感是应对生活中不可避免的不确定性的适应策略。在理性无法解决、结果不确定的生存状况下,情感作为支持判断和决策的信息处理机制而存在。 (中间省略)

如果认为情感是对不确定性的适应,那么在反应中出现个体差异是自然的。因为在不确定的情况下,没有唯一的“正确”答案可供选择。

不同的人采取不同的策略,整体上多样性增加,对于人类这个生物种类来说,反而更具适应性。在生死攸关的情况下,即使有人因为做出了某个选择而遭遇不幸,只要有人能够生存下来,生物种类就能继续存续。如果所有人都选择了相同的选项,面对环境变化或不可预测的情况,就会变得脆弱。

允许他人表现出不同的情感反应的伦理基础正是这一点。虽然自然会对与自己不同的情感产生反感,但不应固执于此。对自我与他人差异的宽容,是符合卓越生命哲学原理的。

长篇

原文

わたしは、暮らしや家族の中にある科学をテーマにして、雑誌に記事を書くことがあります。料理の科学、生活の中にある器具のしくみなどを取りあげて、科学を専門としない人たちにも関心を持ってもらえるよう記事づくりを工夫します。そんなとき①編集者の注文はこうです。

「一般の主婦の方々にとっつきやすくするために、内容は科学のことであっても「科学」ということばは使わないでください。「科学」と聞いただけて引いてしまう(そのページを読むことをやめてしまう)人がけっこういますから」

これは、わたしにとってはむずかしい注文であることが多いのですが、編集者の言うことは、一般の人に対する情報発信の心構えとして、現時点では適切と言うほかありません。「科学」ということばを使うか否かが大きな問題なのではありません。読者である「一般の人たち」も、発信する側である「編集者」も、科学に対して距離を感じているということであり.それは、現在の「科学技術」と②「それを使う人たち」の関係を象徴しています。作る側、発信する側は、当然その内容を熟知し将来の方向性を提案しますが、それを使う側の人は与えられたものを十分に理解せず「買う」という行動だけで受け入れていると言いかえられます。

(中略) 技術、そして科学技術は、その時代に生きている人々によって求められ発展してきたものであるはずですから、わたしたちはそれらの科学技術を使う主人公です。しかし、はたしてわたしたちの科学技術に対する理解は、科学の発展とともに進んでいるでしょうか……?

たとえば、あなたの周りで、「科学はむずかしいから」と決めつけて、苦手だと思っている人はいませんか。あなた自身はどうでしょう。科学的理論と実用化のレベルが複雑で高度なために、一般の人たちにしかわからない難しいものになってしまっているのは事実です。

専門家や技術者が作り出したものを、マニュアルの通りに使うことさえできれば、③そのしくみなどを知る必要はない という人もいるかもしれません。しかし、そのような使い方では、供給する側から示された技術の「良い部分」しか見えません。科学技術を提供する側からは「良い部分」しか聞かれないのだとしたら……。それらを使う主人公であるわたしたちは、与えられる情報だけではなく、科学的背景やしくみを少しでも知った上で、生活の中に取り入れるか、取り入れないのかを判断することが必要です。

良いこと(ベネフィット)も悪いこと(リスク)も考えながら科学技術とつきあっていく、その第一歩は、「知ること」 です。

(佐倉純/古田ゆかり/リビング・サイエンス・ラボ「おはようからおやすみまでの科学」による)

(注)とっつきやすくする: ここでは、受け入れられやすくする

译文

我有时会为杂志撰写关于日常生活和家庭中科学主题的文章。我会探讨烹饪的科学、生活中的器具原理等,努力使文章吸引那些不专门研究科学的人。在这种情况下,编辑的要求通常是这样的:

“为了让一般家庭主妇更容易接受,请不要在内容中使用‘科学’这个词。因为有些人一听到‘科学’这个词就会退缩,甚至停止阅读那一页。”

虽然对我来说,这通常是一个难以满足的要求,但编辑的话反映了对一般公众进行信息传播时应有的态度,在当前情况下无疑是恰当的。问题不在于是否使用“科学”这个词。读者,也就是“一般人”,以及发布信息的“编辑”,都对科学感到一定的距离。这象征了当前“科学技术”与“使用它们的人们”之间的关系。创造和发布信息的一方当然熟悉内容并提出未来的发展方向,但使用这些技术的人往往没有充分理解就接受了,仅仅通过“购买”这一行为。 (中间省略)

技术和科学技术是根据当时生活的人们的需求而发展起来的,因此我们是使用这些科学技术的主角。然而,我们的科学知识是否随着科学技术的发展而进步了呢……?

例如,在你周围,是否有人断言“科学太难了”,因此认为它很难?你自己又是怎么想的呢?由于科学理论和实用化水平复杂且高级,它们已经成为只有少数人能理解的难题,这是事实。

有些人可能认为,只要能按照说明书使用专家和技术人员创造出来的东西,就没有必要了解其原理和机制。然而,仅仅这样使用的话,你只能看到供应方展示的技术“优点”。如果我们只从提供科学技术的一方那里听到“优点”,作为使用这些技术的主角,我们需要了解科学背景和机制,然后判断是否将其融入我们的生活。

在考虑科学技术的好处(benefits)和风险(risks)的同时与之打交道,第一步应该是“了解”。

对比

原文

A

企業のような組織では、上下関係、年齢、性別などのさまざまな要因により、普段からメンバー全員がフラットに(注1)話し合える雰囲気がない場合も少なくありません。さらに、会議の場になると、誰かに対する遠慮や、ライバル心などが作用して、メンバーからまったく発言が出なかったり、話が平行線のまますり合わない、などといったことが起こってしまいます。

こうした状況を活性化させて、メンバー全員でアイデアを出していくために重要なのが、チームリーダーからメンバーへの質問です。

チームリーダーという立場になると、ついつい、自分の考えや答えを、メンバーに提示してしまいがちですが、そうやって出た結論は得てして(注2)予定調和(注3)になりがちです。 チームで創造的なアイデアを出していくためには、メンバーの内側にあるものを引き出すことが重要であり、そのきっかけを与えるのが「質問」なのです。

(博報堂ブランドデザイン「チームのアイデアカ。-アイデアが出るチームになるための七つのステップ」による)

B

組織の力を生かすには、メンバー同士の積極的な意見交換が欠かせない。しかし、いくら会議は行われるものの、役職や人間関係を気にしすぎて積極的な議論にならず、生産性がないという声も聞かれる。こうした状況を打開するために、リーダーは会議でどうすべきか。

まずリーダーが自身の明確なビジョンをメンバーに提示し、それについて広く意見を求めることが大切だ。目標がはっきり定まっていて、それに向けて具体的方策を練るという議論ならば、メンバーも発言しやすい。また、さまざまな方向性の意見が出て一つの結論へ収束させられないという非効率な事態も避けられる。リーダーは、目指すべき方向を示し、メンバーと議論を深めていける場を作ることが重要だ。

(注 1) フラットに: ここでは、対等に

(注 2) 得てして: ともすれば

(注 3) 予定調和: ここでは、無難なもの

译文

A

在像企业这样的组织中,由于上下级关系、年龄、性别等多种因素,平时成员之间很难保持平等对话的氛围,这种情况并不罕见。更甚者,在会议场合,由于对某人的顾虑或竞争心理等因素,可能会导致成员完全没有发言,或者讨论始终无法达成共识,陷入僵局。

为了激活这种状况,让所有成员都能提出想法,重要的是团队领导者向成员提出问题。

作为团队领导者,很容易倾向于直接向成员展示自己的想法和答案,但这样得出的结论往往容易陷入“预定和谐”(注 3)。

为了在团队中产生创造性的想法,重要的是要引出成员内心深处的东西,而“提问”正是提供这种契机的关键。 (博报堂品牌设计《团队的创意卡。-成为能产生创意的团队的七个步骤》)

B

为了发挥组织的力量,成员之间的积极意见交流是不可或缺的。然而,尽管会议不断举行,但有时由于过分担心职位和人际关系,无法进行积极的讨论,从而导致生产效率低下。为了打破这种状况,领导者在会议中应该怎么做呢?

首先,领导者应该明确地向成员展示自己的愿景,并广泛征求他们的意见。如果目标明确,并且围绕这个目标讨论具体策略,成员们也更容易发言。此外,还可以避免出现各种意见分歧导致无法达成共识的低效局面。领导者需要展示前进的方向,并创造一个能够与成员深入讨论的环境。

本文作者:yowayimono

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